非ノイマン型コンピューターが本当に必要な理由

僕は非ノイマン型コンピューターについて違和感を持っていた。
ノイマン型コンピューターで検索をかけるとたくさんの検索結果が得られるが、その必要性については納得のいく回答を得ることができなかったからだ。
メモリのアクセス速度が律速になってしまうというフォン・ノイマンボトルネックを必要性の根拠に挙げるサイトもあったが、メモリのアクセス速度はまだまだ上がり続けているし、この問題が顕在化するほどの処理効率の爆発的な向上が必要なのは一部の用途に限られると思っていたからだ。
しかし下のサイトを見てこの違和感が解決した。
http://nmuta.fri.macserver.jp/dict17.html
簡単に言ってしまえば、ノイマン型コンピュータにはフォン・ノイマンボトルネック以外のもうひとつのボトルネックがある。
それは何をするにしても、プログラマーが事前にそのための手続きをコンピューターに入力しなければならない、というボトルネックだ。
これは学習型のプログラムでも同じことであって、柔軟でカオスな学習をコンピュータに行わせることは実現できていない。
そしてノイマン型コンピュータにはこのボトルネックは超えられそうにはない、というのが非ノイマン型コンピュータが必要な理由なのだ。